坂東眞理子氏「親の品格」の講演会を聞いて
機会があって坂東眞理子氏の講演会に参加してきました。
テーマは「親の品格」
今の子どもは将来今存在しない職業に就く
時代の流れは速くなっていて、今の子どもたちの3分の2は今存在しない職に就くという。
職業を選んでから、何の勉強が必要なのかではなくて、未知なる職業に対応できるように「勉強の準備」「勉強のくせ」をつけておく必要がある。
そのためには何をしたらいいのかを教えてもらった。
自己評価を大きくなるように褒めて育てる
日本の子育ては「人様に迷惑をかけないように」「早く!」が親の口癖になっていて、褒めてはいない。
それだと子どもの自信がなくなり自己評価が低くなってしまう。
なので、褒めて育てよう。自分に自信が持て、自己評価を高く持てるようにしてあげよう。
具体的には、途中経過やプロセスの頑張ったところを褒めてあげる。
コミュニケーション能力を高める
「離婚率が高くなっているのは男のコミュニケーション能力の低さからだと思う」と、「個人的意見ですが」と前置きをしてからの眞理子氏の言葉。
コミュニケーションも会話のキャッチボールが続くように、先回りせずに聞き出すようにする。
そして挨拶が基本。地域の人とも照れずに挨拶から「今日はいい天気ですね」の雑談からコミュニケーションを広げていく。
魚を与えすぎずに釣り方を教える
必要以上に与えた魚は活用できずに腐ってしまう。
我慢をさせることも必要なのです。
自分で釣り方を調べてみることで力がつき、自信がつく。
新しいことでもやってみようというようになる。
まとめ
時代の変化が激しいのはわかっていましたが、3分の2以上の子どもたちは今ない職業に就くというのは衝撃的でした。
自分たちの時よりもより柔軟に対応できる頭が標準なんだなと感じました。
知識だけではなく、それを活かす、まさに「生きる力」なんだなと思いました。